男体山よりの眺め

奥日光を代表する山、男体山。
久しぶりに山頂まで行ってきました。

戦場ヶ原、小田代原のある西側方向、

中禅寺湖のある南側は見事な青空の下。

ところが、市街地のある東側方面を見てみると…

御覧の様に一面の雲海。

先日のメルマガや、昨年のblogでもお知らせしたように、このような現象が生じるのが、ここ奥日光なのです。

また、山頂の様子や気温などは二荒山神社のサイト上で公開されているライブカメラで見ることが出来ます。

夕暮れ時などには素晴らしい夕焼けが見られる事もありますよ。

日光二荒山神社 大国乃眼

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山頂からの360度画像がアップされました。

ライブカメラ提供元の日光ライブ情報局では他にも多数の360度画像を見ることが出来ます。

山頂からの素晴らしい眺めをお楽しみください。

日光ライブ情報局 日光パノラマビュー

 

ショウキランが咲きました。

先だって、日帰り入浴でお越しのお客様とお話をしていたら、

「ショウキランを探しに来たのですが、見つからなくて…」

本日、開花を確認しました!

そろそろ開花の頃だと思っていたら、今度は先日ガイドをしたお客様が立ち寄られ、
「ショウキランが咲いていると聞いたのですけれど、見当たらなくて・・・」

一緒に探しに行って、お見せする事が出来ました。

 

実は最初のお客様とはお約束をしていたのです。
「開花を確認出来たら、ブログやフェイスブックでお知らせしますよ」と。

ご覧下さっているでしょうか?
場所はあの日お伝えした、湯元の園地の中のあの場所です。

まだ開花間もないので、しばらくは見られる事でしょう。
ご覧いただけると良いのですが・・・

愛らしくて密かな人気のこの花、香りを嗅いでみると、サクラモチみたいな香りがするので、ついつい見かけると嗅ぎに行ってしまいます。

周辺で見かけるツルアジサイも、なかなかに良い香りをしていますので、視覚だけではなく嗅覚も使ってお楽しみください。

何か気になる事があれば、いつでも気軽にお問合せ下さいませ。

霧降高原のニッコウキスゲ

つい先日のメルマガ ”夏目前!? 山の上はどんなだろう?”でお知らせをした、霧降高原のニッコウキスゲの開花状況を見に行ってきました。

霧降高原のキスゲ平園地から、ゆるやかな道を登る事しばし。
御覧のように、黄色いキスゲの花が咲き乱れていました。

でも、どうせ足を運ぶなら、頑張って天空回廊まで!
天空回廊はキスゲ平のテラスハウスから、全部で1445段もの階段なのですが、個人的にはその上から2番目の展望台の眺めが素晴らしく感じられました。

眼下に広がる黄色の絨毯!

実に圧巻の景色でした。

ただ、本日の下野新聞でもこのキスゲが取り上げられていたので、この後の週末は大変な混雑が予想されます。

周辺ではシャトルバスも運行されますので、現場の指示に従ってご通行ください。

 

一方、奥日光にある小田代原ではアヤメが見頃。

こちらは一面に広がる青い花畑が見事です。

さぁ、この週末はどちらを見に行きましょうか?

山中より

週末にご予約を頂いているツアーの下見に行ってきました。

落差100mとも言われる滝の滝壺で、ご飯を食べて帰ってくる予定です。

涼をおすそ分けします。

「男体山は活火山」報道。実は何も変わっていません。

昨日、「男体山が活火山に認定された」と各テレビ局のニュース報道がありました。

ニュースのこの部分だけを聞くと、「男体山は危険らしい!」と思ってしまうかもしれないので、簡単にご説明を。

ちょっと振り返っていただくと、学生時代には火山は「活火山・休火山・死火山」の3つに分けられていたのではないかと思います。

大まかには…
活火山…現在活動している火山。
休火山…現在は活動していないが、文献で噴火があったことが確認できる。
死火山…歴史時代の噴火記録が無い。

ただ、地球の活動に対して人間の歴史というのはあまりにも浅く、歴史上の資料だけの分類には意味が無く、また技術の発達により有史以前の活動記録も調査が可能になりました。

そんなことから、2003年に【概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山】を活火山として定義されなおしました。

従来男体山の最後の噴火は12,000~14,000年程前とされていた為、「活火山じゃない」とされていました。

ところが、2008年に発表されていた7000年前の噴火の形跡が正式に認められ、「活火山」のカテゴリーに入った。

このような流れです。

なので、「活火山として認定」というよりは、再分類の方がイメージに近いでしょうか。

ニュースの最後はどれも、
【男体山は現在静穏である】と結んでいます。

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そもそも、現在の奥日光自体が男体山の活動によって作られたもの。
男体山の活動の形跡は、奥日光の各所で見られます。

冒頭の半月山からの眺めは、男体山が中禅寺湖を堰き止めている様子が見て取れますし、

堰き止め箇所となっている華厳滝の観瀑台右手に見られる

柱状節理は、まさに男体山の溶岩が冷えて固まったもの。

どうぞ安心して、奥日光の観光をお楽しみください。
いつもの観光も良いですが、【男体山の活動の形跡を辿る旅】、なんていうのも面白いかもしれませんね。