オオハンゴンソウ等外来植物除去作戦

今日、湯元のスキー場では、ボランティアイベントが開催されていました。

イベント名は、「オオハンゴンソウ等外来植物除去作戦」。

オオハンゴンソウ群落(070813_菖蒲ヶ浜スキー場)-1

オオハンゴンソウというのは、この一見ひまわりを思わせるキク科のお花。
一面に咲き乱れる様は、なんとも夏らしい景色なのですが、少々困りもの。

この植物は北アメリカ原産で日本に持ち込まれたものなのですが、日本の風土に合ったのか、各地で大群落を形成するまでになりました。

ここ奥日光でも、小田代原が一面のオオハンゴンソウに埋め尽くされてしまった事があるのだとか。

これらが繁茂する事により、在来植生がその生息場所を奪われてしまうので、現在特定外来生物に指定されていて、奥日光では40年近く除去作業が続けられているのです。

長年のボランティア活動により、湯元スキー場では近年少なくなってきましたが、

今日は170名の参加者の方により、こんなにも多く除去されました。

今回除去された、その大半はフランスギクと呼ばれる物。
フランスギク群落(070815_湯元スキー場)

湯元スキー場には、今も一面に咲き乱れています。

どちらも群生する様は美しいのですが、「美しければそれでよし!」とならないのが、国立公園であり、自然なのです。

作業終了後には、当ホテルでもせめてものお礼として、入浴を無料でお楽しみ頂きました。


特定外来生物 オオハンゴンソウ

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